小山真人教授退職記念シンポジウムを開催しました

2024年3月21日 木曜日

 令和6年3月をもって退職される、防災総合センター副センター長(地域連携部門長)の小山真人教授(教育学領域・未来社会デザイン機構主担当教員)の退職記念シンポジウムを、3月20日(祝・水)に、未来社会デザイン機構、教育学部、防災総合センターの共催で開催しました。

 会場の静岡県地震防災センター(静岡市葵区)には、本学教員、防災総合センター客員教員のほか、小山研究室の学生・卒業生や一般市民の方、合わせて約140名が来場、オンラインでも120名を超える方が視聴されました。

 シンポジウムのテーマは、火山学・地質学を専門とする小山教授にちなみ、『富士山と伊豆衝突帯の火山・自然災害研究』。未来社会デザイン機構長の塩尻信義教授(静岡大学理事・副学長)の開会挨拶の後、学内外の5名の研究者による講演が行われました。防災総合センター長の北村晃寿教授も、「伊豆衝突帯における自然災害研究」について、研究報告を行いました。

 第二部では、小山教授が「学際研究にもとづく火山の理解・知識普及・防災」と題して講演。最終講義でもあり、専門の火山学等の研究に携わった45年を振り返りながら、様々な研究成果について解説し、退職記念のシンポジウムを締めくくりました。

 シンポジウムが終わった後、小山研究室の卒業生が花束を贈呈、会場の参加者から大きな拍手があり、同教授の長年の功績を称えました。

 小山教授は、来年度から防災総合センター客員教授、教育学部非常勤講師として、引き続き本学の教育研究に参画いただくことになっています。

【小山真人教授プロフィール】

静岡大学未来社会デザイン機構(副機構長)、同大学防災総合センター(副センター長)、同大学地域創造学環教授、同大学教育学部教授。専門は火山学、地震・火山防災など。/1959年静岡県浜松市生まれ。静岡大学理学部、東京大学大学院理学系研究科などに学ぶ。東京大学理学博士(地質学)。火山噴火予知連絡会委員(専門委員:東京地区)、富士山火山防災対策協議会委員、伊豆東部火山群防災協議会委員、美しい伊豆創造センター理事(ジオパーク委員会顧問)、富士宮市史編さん委員などを務める。(小山教授ウェブページより転載)

令和5年には文部科学大臣表彰(科学技術分野)の科学技術賞のほか、防災功労者内閣総理大臣表彰、日本火山学会賞を受賞。

※小山真人先生退職記念シンポジウム 案内

▲塩尻信義機構長の開会挨拶
▲北村晃寿防災総合センター長による講演
▲小山真人教授による最終講義(講演)
 ▲会場の様子
▲卒業生から小山教授へ花束贈呈