防災・減災ワークショップ2023が開催されました

2023年8月1日 火曜日

 静岡大学防災総合センターなど4機関※が主催する「防災・減災ワークショップ2023」が、7月29日(土)に静岡県地震防災センター(静岡市葵区)で開催されました。

 本ワークショップは、夏休み中の小学4年生から6年生を対象にしたもので、当日は同伴の保護者を含め、81名が参加しました。

 ≪第1部≫は、本学防災総合センターの原田賢治准教授と東北大学災害科学国際研究所の保田真理プロジェクト講師が講演。原田准教授は、静岡県で起こりうる自然災害や、地震発生のメカニズムについて解説し、豪雨などの自然現象に関する科学的知識の大切さや、ハザードマップなど科学技術に基づく様々な防災情報の有用性などを説明しました。また、保田講師は、自らをキャラクターにしたアニメーションを用いて、減災についてわかりやすく伝えました。質疑応答では、「地震観測装置は日本海側にも設置されているのか」、「南海トラフ地震の被害想定は」、「地震以外の理由で津波は起こるのか」といった、小学生とは思えない質問が次々に出され、自然災害や防災への関心の高さが伺えました。

 ≪第2部≫では、グループに分かれて、起震装置や河川地形実験模型「エムリバー・ジオモデル」など、県地震防災センターのさまざまな体験・展示コーナーを巡回しながら、地震や風水害が起こる仕組みや防災知識を学びました。

 なお、本ワークショップには、静岡大学グローバル共創科学部と理学部の学生10名が、ファシリテーターとして子供たちを引率・案内するなど、運営をサポートしました。

※主催;公益財団法人中部科学技術センター、静岡県地震防災センター、東北大学災害科学国際研究所、静岡大学防災総合センター

▲会場の様子
▲講演する原田准教授
▲運営をサポートする本学学生
▲エムリバー・ジオモデルでの実験の様子