静岡県行政職員防災講座が行われました

2023年6月20日 火曜日

 静岡県及び県内市町の防災担当職員を対象とした防災講座が、6月7日(水)と8日(木)の2日間にわたり、Zoomオンライン形式で行われました。

 本講座は、静岡県との協定に基づき、静岡県危機管理部危機情報課と静岡大学防災総合センターが共同して実施したもので、静岡県及び県内自治体から、昨年より30名多い88名の行政職員の参加希望がありました。しかしながら、6月2日午後から3日未明に降った記録的な大雨により各地に被害が発生したことから、その対応のため、浜松市や磐田市等の職員が欠席となり、約50名の参加となりました。

 今回の講座は、講義とグループ演習及び内閣府作成の動画視聴を内容として行われました。

 このうち、講義は、内閣府の岩井真央風水害対策調整官のほか、静岡地方気象台の高橋祐介技官及び本学防災総合センターの牛山素行教授等が担当。避難情報に関するガイドライン、地震・火山災害の基礎、風水害の基礎などについて、講義が行われました。

 また、グループ演習では、設定された場面ごとに自治体としての対応策等を話し合い、発表しました。演習には気象庁の高木康伸リスクコミュニケーション推進官が「市長」役として参加、牛山教授がアドバイザーとして解説を行うなど、災害時対応を学ぶ有益な場となりました。

 本講座は、来年2月にフォローアップ研修が行われる予定です。

▲講義(牛山教授)の様子(Zoom画面)