ふじのくに防災学講座が開催されました

2022年7月19日 火曜日

 静岡県が「しずおか防災コンソーシアム」と連携して実施している、ふじのくに防災学講座が、7月16日(土)に県地震防災センター(静岡市葵区)で開催されました。

 「しずおか防災コンソーシアム」は、静岡県を中核に県内国公私立大学や静岡地方気象台等から構成される組織で、145回目となる今回の講座は、静岡大学が担当。防災総合センター長の 北村晃寿 教授(理学領域)が講師を務めました。

 講演のテーマは、「熱海市伊豆山地区土砂災害に関する科学調査」。

 北村教授は、昨年7月3日に熱海市伊豆山地区で発生した土砂災害について、現場から採取した盛土と土石流堆積物の地質調査や地形観察等から得られた知見を、様々な分析データに基づき解説しました。

 当日は、会場に27名、オンラインのZoom視聴が108名と、多くの一般市民の方が受講し、関心の高さが伺えました。

 また、本講座前日に、北村教授、千木良雅弘防災総合センター客員教授(深田地質研究所理事長)らの研究グループが、盛土崩壊の地質的原因についてプレスリリースをしており、会場では記事が掲載された新聞を持参している方も見受けられました。

 (参考:プレスリリースの内容 https://www.shizuoka.ac.jp/news/detail.html?CN=8329 )

講師を務める北村防災総合センター長
会場の様子