ふじのくに防災学講座が開催されました

2022年3月22日 火曜日

静岡県が「しずおか防災コンソーシアム※」と連携して実施している、ふじのくに防災学講座が、3月19日(土)に県地震防災センター(静岡市葵区)で開催されました。

本講座は、コンソーシアムに参画する組織が毎月輪番で担当。142回目となる今回の講座は、昨年7月に続いて静岡大学が当番で、防災総合センター副担当の 木村浩之 教授(グリーン科学技術研究所教授)が講師を務めました。

講演のテーマは、「付加体深部帯水層の微生物群集とメタンに関する基礎研究から社会実装まで」。サブタイトルを、「水・ガス・電気・熱を自家供給する地域防災拠点の創成を目指して」として、天然ガス(メタン)を活用した分散型エネルギー生産システムの開発及び地域防災拠点の創成を目指した社会実装の試みなどについて講演しました。

本講座開講の数日前、3月16日深夜から18日にかけて東北地方で強い地震があったばかり。当日は、会場に30名、オンラインのZoom視聴が約100名と、多くの一般市民の方が受講し、関心の高さが伺えました。

※しずおか防災コンソーシアム:静岡県を中核に県内国公私立大学や静岡地方気象台等から構成される組織で、平成21年4月に設立。県内の防災に携わる研究者や専門家等の多面的な交流・情報発信をはかることを目的としています。

▲講演を行う木村教授
▲会場の様子