ふじのくに防災学講座が開催されました

2021年7月19日 月曜日

 静岡県が「しずおか防災コンソーシアム」と連携して実施している、ふじのくに防災学講座が、7月17日(土)に県地震防災センター(静岡市葵区)で開催されました。

 「しずおか防災コンソーシアム」は、静岡県を中核に県内国公私立大学や静岡地方気象台等から構成される組織で、135回目となる今回の講座は、静岡大学が担当。防災総合センター副センター長の 村越 真 教授(教育学領域)が講師を務めました。

 講演のテーマは、「個人的なリスクマネジメント方略:幼稚園から南極まで」。

 村越教授は、自身の登山経験や南極観測隊に同行した際の研究成果を例示しながら、自然環境における潜在的、顕在的リスク、そしてリスクを回避するための判断プロセスや視点の必要性などについて解説。自助が強く求められる防災において、個人や行政機関も含めた災害リスクの認識や適切な判断・対処のあり方にもつながるテーマで、リスクマネジメントへの理解を深める機会となりました。

 当日は、熱海市の土石流災害の発生からちょうど2週間が経過した日で、会場に35名、オンラインのZoom視聴が83名と、多くの一般市民の方が受講し、関心の高さが伺えました。

 次回の講座は、9月18日(土)に東海大学海洋研究所の長尾年恭客員教授が「地震・雷・火事・親父」をテーマに講演されます。詳しくはこちら

会場の様子(右が村越真教授)